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キーエンスは、なぜ社員が圧倒的なハードワークを行い高給料なのか?日系企業の中でも特異な存在であるキーエンス組織の秘密について纏めます。

キーエンスが急成長した要因について

キーエンスが急成長した要因は、「最小の資本と人で最大の付加価値をあげる」経営哲学が徹底されていることにつきる。

具体的には、”顧客にとって付加価値の高い、キーエンスしか作れない独自性の高い商品を低コストで製造し、顧客価値に見合う料金で販売する”ことである。

キーエンスでは、目標とする付加価値を商品企画段階での「粗利益80%」で設定しており、それを達成するために①使用する資源・コストの最小化 ② 顧客価値を最大化するために顧客現場を徹底的に理解する。が全社員に徹底されている。

また顧客を徹底的に理解することにより、①技術が革新的な為競合他社が開発できない② 顧客さえも気づいていない潜在的ニーズを満たす商品を製造し付加価値を最大化している。

キーエンスは、この経営哲学を社内で制度化し定着することができたことにより、他社とは別次元の営業利益40%以上を継続する急成長をなすことができた。

キーエンスの働き方について

「最小の資本と人で最大の付加価値をあげる」経営哲学を社内に徹底させるために、下記の①-④原理に基づいて設計されている。

① 徹底的に考える組織文化

付加価値の最大化に向けて徹底的に考えることを『企画』と呼び、最も多く考えた人が判断するという暗黙のルールがある。また、企画をできるのは、最大の問題意識と情報を持ち、徹底的に考え抜いた人であるという考え方が根付いている

② 顧客を徹底的に知る

キーエンス営業は、単純な売り込みではなく、顧客の困っている点をとことん聞き、解決策を提案する。それを行う為に、自社の顧客データベースを構築・活用し直販営業活動の付加価値を最大化することを徹底している

顧客データベースは、質の高いコンサルを行う為、下記の情報を纏めており、全社員にとって質の高い教科書として利用されている

  • 一般的な会社情報に加え、製品品目、過去の打ち合わせ履歴など取り纏め
  • キーエンス商品がどのように顧客の役に立ったのか事例集
  • 様々な製造業の製造プロセスを分り易く解説した独自の教科書

上記の顧客データベースとヒアリングにより顧客を熟知したうえで、付加価値を最大化する営業活動を実施する。

  • 顧客要望を理解することで、最適な商品を提案することができる。
  • 顧客が困っている点、欲しいと思っている機能を商品開発・企画にフィードバックし、それを新商品開発のアイデアとする
  • 顧客から信頼を得ることにより、顧客現場まで入り込める関係を築く。

③ 組織文化の制度化と強化

付加価値を最大化するために考え尽くす文化を制度化し強化するために、キーエンスでは、毎月の業績賞与, 一人当たりの付加価値(時間チャージ)を導入してい

  1. 毎月の業績賞与

当月の成果が毎月の賞与としてすぐに給与に反映される為、社員のモチベーション向上するきっかけになっている

2. 時間チャージの導入

社内的に、社員一人当たりが1時間で創出すべき付加価値が決められており、時間チャージ相応以上の成果を出す為には、付加価値の絶対額を増やすか、費やす時間を削減する必要がある。この仕組みにより全社員が時間に対し高い意識を持つことを徹底させている。

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Soichiro Kaede

Soichiro Kaede

外資IT企業アジア圏SCM責任者として勤務しながら、クロスフィットで日本トップ10を目指して奮闘中。日々のトレーニングと気晴らし旅行写真について発信していきます。

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